
この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
- XMの口座タイプの違い
- スプレッドの実測結果
- XMの口座タイプごとのスプレッドの比較
- 手数料を加味したトータルの取引コストを比較して見えてくる、
それぞれの口座に向いている人の特徴
を解説します。
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ご存知の方も多いかとは思いますが、まずはXMの口座タイプの特徴について紹介します。
項目 | スタンダード | マイクロ | KIWAMI | ゼロ |
---|---|---|---|---|
口座開設ボーナス | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
入金ボーナス | ✓ | ✓ | × | × |
スプレッド | 広い | 広い | 狭い | 限りなく狭い |
手数料 | なし | なし | なし | あり※1 |
スワップ | ✓ | ✓ | ×※2 | ✓ |
最大レバレッジ | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 500 |
1ロット | 1,000 | 1,000,000 | 1,000,000 | 1,000,000 |
最小取引サイズ | 0.01ロット | 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) | 0.01ロット | 0.01ロット |
※1 取引量100,000ドルにつき片道5ドルの手数料
例えば、ドル円のロングを2ロット発注する場合の取引量は200,000ドルなので片道5ドル×2(200,000/100,000) = 10ドルとなります。実際にトレードする場合、発注して、決済するので往復料金となり10ドル×2 = 20ドル手数料がかかる計算となります。
※2 主要通貨のみスワップフリー(詳しくは公式サイトで確認してください)
米国のFOMCは日本時間の早朝3時に政策金利等を発表します。
そのため市場オープン時間だけでなく、日本時間の早朝にもスプレッドが広がることに注意しましょう。
2024年の5月1日から5月31日までの約1か月間、XMのスタンダード口座(マイクロ口座はスタンダード同等のため今回は除外)、KIWAMI口座、ゼロ口座の3つの口座についてスプレッドをTickごとに測定しました(MT4使用)。
計測の詳細や他の海外FXブローカーとの比較ついては、こちらの記事で紹介しています。
XM以外のブローカーも気になっている方は、ランキング形式でわかりやすく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
まずは、ドル円について計測結果を見ていきましょう。
それぞれの口座タイプごとに計測した実測データすべてをまとめました。
縦軸は「pips」、横軸は「時間」です。
(「pipsとは」)
スタンダード口座は入金ボーナスを利用した取引が可能であるため、他の口座タイプと比べて、スプレッドはどの時間帯でも広く設定されています。
KIWAMI口座は、スプレッドの大きさはスタンダードとゼロ口座の間に位置しています。
ゼロ口座は、スプレッドは最も狭いですが、取引コストとして「スプレッド」と「手数料」がかかることを考慮しておく必要があります。
ここからは、上記で紹介した各口座ごとのスプレッドデータの「1か月平均値」を時刻ごとに計算した結果を見ていきます。
<平均値>
どの時間帯でも、スタンダード>KIWAMI>ゼロの順でスプレッドが推移していることがわかります。
実際のトレードでは、スプレッドの平均値とそれがどの程度上下に変動するのか(標準偏差)が重要となります。なぜなら、変動スプレッドの場合、オーダーしたときに、「一時的にスプレッドが広がって損する」ことがあるためです。
<標準偏差>
スプレッドの標準偏差はどの口座のタイプもほぼ同じ動きをしていることがわかります。
すなわち、スプレッドの変動は口座タイプによらず、基準(スタンダード>KIWAMI>ゼロとなるように設定されている)となる値が違うのみでどの口座であっても同じ動きをしていることになります。
ドル円以外の主要通貨についてもスプレッドの平均を見ていきたいと思います。
スプレッドが大きくなる時間は、ドル円と同じであることがわかります。
スプレッドの大きさは
大 小
スタンダード > KIWAMI > ゼロ
ですが、ゼロ口座には別途手数料がかかることを説明してきました。
ゼロ口座の手数料は、「取引量100,000ドルにつき片道5ドル」です。
すなわち、ドル円を1Lot(100,000通貨)取引すると往復(注文、決済)で10ドルかかる計算になります。
これをスプレッドに換算すると、
計算方法は以下の通りです。
①ドル円(参考レート150円)
10ドル / 0.01(円/pip) × 150(円/ドル) / 100,000(通貨/Lot) = 1.5 pips/通貨 なので
「トータル取引コスト」は、
(スプレッド + 1.5)pips で計算できます。
②ユーロドル(参考レート1.1ドル)
ユーロドルを1Lotエントリーすると、100,000ユーロ取引することになります。
1ユーロ = 1.1ドル(実際はレートが変動します)とすると、110,000ドルの取引です。
すなわち、110,000(ドル) / 100,000(ドル) × 5(手数料ドル) × 2(往復)= 11ドル 手数料がかかります。
11ドル / 0.0001(ドル/pip) / 100,000(通貨/Lot) = 1.1 pips/通貨 なので
「トータル取引コスト」は、
(スプレッド + 1.1)pips で計算できます。
③ゴールド(参考レート2000ドル)
ゴールドを1Lotエントリーすると、2,000(ドル) × 100(通貨) = 200,000ドル取引することになります。
すなわち、200,000(ドル) / 100,000(ドル) × 5(手数料ドル) × 2(往復)= 20ドル 手数料がかかります。
20ドル / 0.1(ドル/pip) / 100(通貨/Lot) = 2.0 pips/通貨 なので
「トータル取引コスト」は、
(スプレッド + 2.0)pips で計算できます。
ゼロ口座のスプレッドに、手数料をpips換算した値を足してトータル取引コストを比較してみます。
手数料を考慮した、ゼロ口座のスプレッドを黒線でプロットしています。
コストでは、KIWAMI口座がゼロ口座よりも優れていることが分かりました。
ではゼロ口座はどのようなときに活用すればよいのでしょうか?
スタンダード口座は取引コストが高いですが、ボーナスを活用して取引ができるメリットがあります。
ボーナスを活用することで証拠金を抑えることができるので、小額のトレーダーはボーナス口座を利用することをおすすめします。
この記事では、1か月間(2024年の5月)XMのスタンダード、KIWAMI、ゼロ口座それぞれのスプレッドを計測した結果を紹介しました。さらに、計測データをもとに、手数料を加味したトータル取引コストを比較して、それぞれの口座に向いているトレーダーの特徴を解説しました。
結論、スプレッドとトータルコストを考えると
・短期トレーダーで取引回数多い人は「KIWAMI口座」
・ボーナスを活用したい人は「スタンダード(マイクロ)口座」
・スワップを活用した中長期のトレードをしたい人は「ゼロ口座」
をおすすめします。
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本記事中で紹介したスプレッド計測に使用したインジケータはこちらです。無料でダウンロードできますのでぜひご活用ください。