この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
・筆者の意見
・副業とギャンブルの違い
・FXとうまく付き合う方法
・FXに向いている人の特徴3選
を解説します。
コンテンツ
FXは「ギャンブル」である
FXの社会的な認知
FXは、多くの人々にとって魅力的な投資手段として多く宣伝が行われ、テレビCMを行う企業もあるほど大きな市場です。
一部の人々にとっては、これは副業としての安定した収入源として位置付けられていますが、一方で、そのリスクの大きさから別の視点からはFXをギャンブルと同等なものと見なす人もいます。
FXは副業orギャンブル?
投資は副業であると考える人は多くいます。
株の売買や不動産、さらには副業につながる自己投資も含まれるかもしれません。
ただしFXは投資商品として広く知られていますが、
その属性は本来の「投資」という意味からは少し乖離しています。
大きな意味での投資とは、以下の属性に分類されます。
・投資:株や不動産(資産にお金を投入) 本来の投資はこちらの意味を持っている
・投機:FXや短期での株売買(短期的な盛り上がりや値動きにお金を投入)
上記の分類でFXは投機に入ります。
なぜならば、株などの投資と違い、単に通貨の値動きに賭けているだけだからです。
投機とは短期的な値動きに賭けるギャンブル性の高いものです。
このためFXは、投資ではなく、投機でありギャンブルであるという結論になります。
副業とギャンブルの違いは何か
では、意見を述べたところで、一般的に副業とギャンブルは何が違うのでしょうか。
副業とギャンブルの特徴
特徴 | 副業 | ギャンブル |
---|---|---|
目的 | 追加の収入を得るために時間と労力を投資する | お金を稼ぐためにリスクを取る |
リスク | 低い | 高い |
定期的性質 | 通常定期的 | 不規則 |
スキル | スキルや知識が必要 | スキルは一般的に不要 |
法的側面 | 合法的 | 多くの場合、規制されている |
成果の予測性 | 努力に応じて比較的安定した成果が見込める | 予測が難しく、確実性が低い |
社会的影響 | 能力と努力に基づいて報われる | 中毒や財政的困難のリスクがある |
副業とギャンブルの違いは変動の幅である
上表の通り、副業とギャンブルはリスクの観点で大きく異なります。
ここでいうリスクとは、損という意味ではなく、変動が大きいという意味です。
ギャンブルの収益は不規則で、変動が副業に比べて大きいです。
このため確実性が低く、自分のコントロールや努力でどうにかできない領域が大きくなります。
客観的にみて、FXは副業orギャンブル?
変動の幅で見たとき、値動きがその時々や社会情勢によって変化するFXは、収益が不規則で変動が大きく、ギャンブルに限りなく近いです。
ただし、他の副業の場合にも収益が上がらなかったり、変動することはあるではないかと思われた方もいると思います。
これは程度の差であると思います。一般的にプログラムや資料作成などの副業は一気にお金がなくなることは稀であり、自分でコントロールすることが容易です。
一方で、FXは一気にお金がなくなることが容易に発生するわけです。さらには、ご自身のFXは資産や実績として残るものでもないのです。むしろ負債を増やす原因にもなりえます。
FXはとうまく付き合う方法
とはいうものの、ギャンブルの中では自分でコントロールできる事柄が多いのがFXのいいところです。FXはギャンブルであると認識した上で、うまく付き合うためには、以下の項目を意識する事が大切です。
・FX口座に入れる金額を限定する
・口座の資金は負債であり自分のお金ではないと考える
・SNSなどの爆益や最新手法などの言葉に踊らされることなく、しっかり検証を行う
・許容する損を事前に計算した上で取引する
・損をすぐに取り返そうと、感情的にならない
入金する金額を限定する
FXで失敗しないために、入金する金額は限定し、そのお金は自分のお金ではないと考えることが重要です。すなわち、最悪なくなっても生活に影響のない範囲でやる事です。これは他のギャンブルにも共通して言える事ですが、入金額はなくなっても大丈夫な金額にしましょう。
SNSなどの情報を鵜呑みにしない
SNSなどを見ていると広告や投資系のインフルエンサーなどによる爆益報告が流れてきます。
結論を言います。無視してください。見てもいいことはありません。
たとえその情報が有益なものであったとしても、実際に自分で扱い切れるものであるかどうかは別物なのです。あなたのレベルによって、受け取り方によって人からの情報はどうとでも解釈できてしまうのです。
自分で学習して経験していく事が何よりも近道です。誰かに手を引いてもらおうとしないでください。遠くへ連れて行かれるだけです。
許容する損を事前に計算した上で取引する
これは実際にFX取引するときに意識する事です。必ずいくらまでそのトレードで損を許容するかを決めてからトレードしてください。あとで取り返しのつかないことになる前に、事前にリスクを把握しておくことで計画を立てる事ができます。
損をすぐに取り返そうと、感情的にならない
FXで大損する理由は「感情」です。
損したことや含み損に対して、自分が間違っていたことを認めたくないものです。この時に損を取り戻そうと感情的になった時が一番危ないのです。
無限ナンピンや無計画なハイレバレッジ取引を行ってしまいます。
ナンピンやハイレバを否定しているわけではありません。FXでは時に有効な取引手段です。
ただし、感情的な時に行う、無計画なものがダメなのです。
損を認めて、自分の間違いを認め、戦略を見直したり、検証を再度行うなど改善していくことが重要であることに気づきましょう。
FXに向いている人の特徴3選
以上を踏まえ、FXに向いている人の特徴は下記です。
・ルールが守れる人
・理屈っぽい人
・感情の浮き沈みが小さい人 すぐにかっとならない人
まとめ
FXはギャンブルです。逆に言えばFXの特性をうまく活かせばギャンブルに勝った時に得られるリターンもそれ相応にあるのです。また人によっては他のギャンブルに比べて利点があるのも事実です。自分でコントロールできることを見極め、適度にリスクをとって楽しんで取引すると、のめり込んでうまくいきだすかもしれません。