この記事では
・FX自動売買を始めたいけれど、どのEAを選べば良いか分からない
・無料EAと有料EA、どっちがいい?
・EAを運用する際の注意点や成功するコツを知りたい
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
- 優秀な自動売買(EA)の見分け方と選び方のポイント
- 無料EAと有料EAの特徴と使い分け
- 自動売買(EA)を始めるための手順
この記事では
・FX自動売買を始めたいけれど、どのEAを選べば良いか分からない
・無料EAと有料EA、どっちがいい?
・EAを運用する際の注意点や成功するコツを知りたい
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
を解説します。
FX自動売買(EA)を選ぶ際には、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。優秀なEAを選ぶことで、より安定した収益を得られる可能性が高まります。
EAのトレードロジックを理解することは、その性能を確認する上で非常に重要です。
まずはロジックが公開されているかを確認しましょう。過去の相場にフィットさせただけのなんちゃってEAに騙されることがなくなります。
ロジックが分からないとそのEAのリスクを理解できません。エントリーや決済のすべてが詳細に公開されていなくてもよいですが、損切されることはあるのか、あるのであればロジックをきちんと理解でき、リスクを把握できるものであれば最低限の基準はクリアです。
ロジックが公開されているEAを選ぶことで、以下のメリットがあります。
ですが実際には、ロジックが公開されていないものも多いです。開発者にとってロジックは飯のタネのため公開したくないものです。
その場合は、開発者の信頼性や実績を慎重に確認しましょう。
実績があれば、信頼できるロジックを持っている証明になります。実績の確認方法は、実際のトレードの証明である、「フォワード結果」を確認します。
自動売買(EA)の性能を評価する上で、フォワードの結果は非常に重要な指標です。フォワードとは実際にEAを運用した実績です。
自動売買は通常、過去の相場で成績が良くなるように作られています。ただ過去の相場で優秀であっても将来どうなるかはわかりません。市場は常に変化しています。バックテストで好成績を収めたEAでも、実際の取引では思わぬ結果になることがありますので、フォワード成績の確認が重要です。
バックテストとフォワードの結果を比較することで、EAの一貫性と信頼性を評価できます。ただし、過去の実績が必ずしも将来の成績を保証するものではないことに注意が必要です。
次に、ドローダウンとプロフィットファクターもチェックしてください。自動売買(EA)のリスクと収益性を評価する上で重要な指標です。
ドローダウン率とは
プロフィットファクターとは
これらの指標を組み合わせて評価することで、EAのリスクと収益のバランスを判断できます。
取引回数と勝率・RRは、密接に関係するので注意してください。
取引回数について確認するべきポイント
勝率・RR(リスクリワード)について確認するべきポイント
取引回数と勝率のバランスを見ることで、そのEAがどのような特性を持っているかを理解できます。自身のリスク許容度や投資スタイルに合ったEAを選ぶことが重要です。
最後に見るべきポイントは、どのくらいの期間安定した成果を上げているかです。
信頼できるEAは、短期間だけでなく長期間にわたって安定した成績を残しているものが多いです。ある特定の期間だけものや、期間が古すぎるものにはやめておきましょう。
本サイトで紹介しているEAを事例に、自動売買について具体的に紹介します。紹介するの詳細についてはこちらの記事で確認してください。
このEAはいわゆる「アノマリーEA」に分類される、特定の決まった時間や時期にトレードを行う手法で開発したものです。具体的な、ロジックは以下の通りです。
・ロジックの背景
ゴトー日には、ドルの実需が増加するため、仲値に向けてドル円が上昇しやすい傾向
・取引ルール
ゴトー日の日本時間深夜にドル円買いエントリーする。仲値1分前の9時54分に必ず決済
正確なバックテストが公開されていることは、EAの最低条件です。これがないのに「言葉」や「画像」だけで紹介されているものには気を付けましょう。
EAには無料のものと有料のものがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
無料EAは、コストをかけずに導入できるという大きなメリットがあります。
特に初めてEAを試してみたい人にとっては、リスクが少なく、気軽に使い始めることができるのが魅力です。無料EAを「デモ口座」で運用して「EAってどんなものか」を確認してみることをおすすめします。
しかし、無料EAは多くの場合、機能が限られていたり、口コミなど第3者の評価を確認することが難しいです。サポートがない場合もあり、問題が発生した際に自分で解決する必要がある点に注意が必要です。
有料EAは、ロジックや過去の実績が明確に公開されているものが多く、安定性や信頼性が高いです。
ただし、コストがかかるため、購入前に十分なリサーチが必要です。また、期待通りのパフォーマンスを発揮しない場合もあるため、レビューやフォワードテストの結果を確認することが重要です。
最後に覚えておいていただきたいことは、いきなり高額なEAを購入することです。
「月利○○%」や「資金10倍」など、とても優秀なEAと思われる場合でも、リスクも高い可能性があります。セールストークに乗って後悔しないように注意してください。
まずはコストをおさえて「無料EA」を試して、余裕が出てきたら高度な機能や評価の高い「有料EA」を選ぶことをおすすめします。
FX自動売買(EA)を始めるには、いくつかの重要なステップを踏む必要があります。ここでは、具体的な手順を詳しく説明していきます。
FX自動売買(EA)を始める上で、最初に行うべき重要な事は、信頼できる海外FX業者を選ぶことです。
まずは、下記の点に注意して業者を選びましょう。
まずは、MT4の取引プラットフォームを提供している業者を選ぶことが基本です。FX業者によっては独自のEAを業者の広告としてアピールしているところもありますが、利用しないように気をつけてください。業者がおすすめするということは、業者が儲かるようにプログラムされている可能性が高いです。
MT4でEAを利用することで、自分でEAを選んで納得した上でEAが利用できます。
次に取引コストが低い業者を選びましょう。業者ごとにスプレッドが違うので最終的な利益も大きく異なってきます。そして、レバレッジにも注意しましょう。レバレッジが大きな業者を選ぶことで小額からEAを利用できます。
最後に自分の資金の安全性を確保するためにも、適切な金融ライセンスを保有している業者を選びましょう。信頼できる業者を選ぶことで、資金の安全性が確保され、スムーズなEA運用が可能になります。
次のステップは、VPSサーバーの契約とMT4のインストールです。PCだけでEAを運用することもできますが、常にPCを起動しておくことや、ネット環境や停電などのリスクを加味するとVPSで運用したほうが安心です。
VPSサーバーの選び方
VPSを使用することで、自分のパソコンの電源を切っていても24時間EAを稼働させることができます。また、安定した環境でEAを運用できるため、トラブルのリスクを軽減できます。
最後は、EAのインストールと設定です。
利用したいEAが決まったら、ex4ファイルをダウンロードして準備します。これがEAの実行ファイルです。ファイルが準備できたら、以下の手順でMT4にEAをインストールします。
MT4にEAがセットできたら、利用したい通貨ペアのチャートにEAを設定します。詳しくは上記の記事で説明しています。
リアル口座で稼働する前に、必ずデモ口座で意図したとおりに取引が行われるか確認します。正常に稼働することが確認できたら、いよいよリアル口座で運用スタートです。
自動売買で成功するには経験も必要ですが、何よりもEAの性能を理解して、事前の想定から逸脱していないかを日々確認することが重要です。
FX自動売買(EA)で成功するためには、適切な資金管理と運用が不可欠です。
EAのバックテストやフォワード結果から最大ドローダウンを確認し、その2倍程度のドローダウンは許容できるような資金管理がおすすめです。実際に運用すると思った以上にドローダウンが大きくなることが少なくありません。ドローダウンをみてギリギリの資金管理にならないように心がけましょう。
FX自動売買(EA)は、プログラムに基づいて自動的に取引を行いますが、相場状況に応じた対応も重要です。
例えば、重要な経済指標発表前後は、一時的にEAの稼働を停止したり、EAのパフォーマンスを定期的に評価し、必要に応じて調整や入れ替えを行うことで成績の改善につながります。
FX自動売買(EA)を成功させるためには、バックテストとの乖離がないかを常にモニタリングすることが重要です。
必ずリアルタイムのパフォーマンス監視してください。特に勝率、平均利益、ドローダウンはバックテストと比較して確認します。乖離が大きい場合は、取引条件が影響していないか確認し、問題ない場合はEAの稼働を停止します。
取引条件とは、スプレッドやスワップなどのコストに加え、スリッページも含まれます。これらの条件がバックテストと同じような条件になっていない場合は、そもそもバックテストと比較ができません。EAとFX業者の相性が悪いため、業者を変える必要が出てきます。
取引条件に問題がない場合は、単純にEAの成績が良くないということになるので、EAの稼働を停止します。
バックテストとの乖離を常にモニタリングし、必要に応じて適切な対応を取ることで、FX自動売買(EA)の長期的な成功確率を高めることができると考えられます。
無料のFX自動売買(EA)の信頼性については、提供者によるので一概に危険とは言えません。逆に有料のEAでも粗悪品もありますので、無料・有料問わずEAの選択には注意してください。
EAのリスク
EAの信頼性を確認するためには、以下のステップで利用することをおすすめします。
無料EAを使用する際は、「無料だからいいや」という安易な選択をせず、常に慎重な姿勢で運用することが重要です。信頼性の確認には時間がかかりますが、それによって将来的なリスクを大幅に軽減できます。
「XM」がEA運用におすすめです。その理由は下記の通りです。
XMでは一定の条件を満たすと、無料でVPSが利用可能です。VPSを使用することで、24時間365日安定してEAを稼働させることができます。
さらに高いレバレッジで、低スプレッドで安定した価格を提供しています。日本で常にランキング上位に来るFX業者で信頼性も高いです。
FX自動売買(EA)には、様々な種類とストラテジーがあります。
アノマリー系:
スキャルピング系:
ナンピン系:
ブレイクアウト系:
これらの他にも、トレンドフォロー系、レンジ系など、様々な種類のEAが存在します。1つのEAに頼りすぎず、複数のEAを組み合わせてポートフォリオを組んでリスク分散を図ることも、安定した運用につながります。
EAを使用する際には、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。こうしたトラブルに対処するためには、事前に一般的な問題とその対策を紹介します。
まず、EAが正しく動作しない場合があります。これは設定ミスやプラットフォームの不具合が原因であることが多いです。
例えば、EAが全く取引を行わない場合、取引条件が厳しすぎる、もしくはそもそもEAが有効になっていない可能性があります。こうした場合には、設定を見直したり、プラットフォームの再起動を試みると良いでしょう。
EAがロジックと違う予期せぬ取引を行うこともあります。設定したルールが市場の状況に合っていない、またはEAのプログラムにバグがある可能性があります。使用を中止するようにしてください。
またEAを稼働しているPCやVPSの状況にもよります。PCのスペック不足やインターネット接続の不具合やサーバーのダウンなど、外部要因によるトラブルも考えられます。
VPSはPCよりも安定してEAが稼働できますが、VPSの提供している業者によっては安定して稼働できていない場合もありますので、VPSの選定が正しくできているか見直してください。
これらのトラブルに対する適切な対策を講じることで、EAの安定した運用を維持し、予期せぬ損失を防ぐことが可能になります。
本記事では、EAの始め方について解説しました。初心者の方でもEAを活用することで簡単にFX取引ができますが、EAの選定はよく吟味をしましょう。
EAだけではなく、稼働するFX業者やVPS選びも成功へ欠かせない要素です。後悔しないように、よく比較して選ぶことをおすすめします。