
この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
- ロットの決め方
- ロットの計算方法
- 「ゴールド」のロット
この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
を解説します。
主なロットの決め方は上記3種類に分類できます。
ここからはそれぞれの内容を説明します。
許容損失からロットを決める方法は、最もよく使われます。
これは、「エントリー価格と損切価格の値幅」と「許容できる損失額」からロットを計算します。損失がトレード前に確定するため、資金管理が徹底でき安定した収益を上げることにつながります。
MT4で許容損失から自動でロット計算するツールは記事最後で紹介します。
許容損失ではなく、利確目標からロットを決める場合もあります。この場合は利益額が明確になりますが、損失が確定していないので、損切幅を定めて事前に損失を計算しておくことが重要です。
証拠金維持率からロットを決める場合もあります。特に、小額でハイレバのトレードをする場合は、ロスカットのリスクを考慮する必要があるため、証拠金維持率が重要なファクターとなります。
ここまでは、ロットの決め方について紹介してきました。
次章でそれぞれの具体的な計算方法を「ゴールドの取引」を例に解説しますので実際にトレードする際の参考にしてください。
・1ロット100通貨、ドル円150円とする
①許容損失を15,000円、取引条件をゴールド2,000ドルで買いエントリー、損切は1995ドルの場合(損切幅50pips)
1ロット当たり損益は
50(pips) × 0.1(ドル/pips) × 150(円/ドル) × 100(通貨) = 75,000円
損失を15,000円にしたい場合は
15,000(円) / 75,000(円/ロット) = 0.2ロット となります。
②利確目標を30,000円ゴールド2,000ドルで買いエントリー、利確が2005ドルの場合(獲得値幅50pips)
1ロット当たり損益は①と同様で
50(pips) × 0.1(ドル/pips) × 150(円/ドル) × 100(通貨) = 75,000円
利確を30,000円にしたい場合は
30,000(円) / 75,000(円/ロット) = 0.4ロット となります。
上記の例のように、値幅(pips)と損益(許容損失、目標利確)を決めればロットを計算することができます。
1ロット100通貨、ドル円150円、レバレッジ500倍とする
・ゴールド2,000ドルで買いエントリーして、証拠金60,000円で証拠金維持率を300%にしたい場合
1ロット当たり必要証拠金は
2,000(ドル) × 150(円/ドル) × 100(通貨) / 500(倍) = 60,000円
1ロット当たり60,000円の証拠金が必要なため、ロット数は
(60,000円(証拠金) – 60,000(円/ロット) × ロット) / 60,000(円/ロット) × ロット × 100(%) = 300(%)
→ロット = 0.25 となります。
<1ロット当たりの取引通貨量※>
・ゴールド 100通貨
・ドル円などFX 100,000通貨
※海外FX口座のスタンダード口座相当の場合
ゴールドの価格が2,000ドルというのは言い換えれば、「1ゴールドにつき2,000ドル」となります。ドル円の価格が150円というのは、「1ドルあたり150円」ということです。
「1通貨」とはゴールドでは「1ゴールド」、ドル円では「1ドル」のことです。
したがって、ゴールドの1ロットは100通貨なので、100ゴールド取引することになります。ゴールドが2,000ドルの場合「1ロット」は「100ゴールド = 200,000ドル」に相当します。
ドル円の場合は、1ロット100,000通貨なので、100,000ドル取引することになります。ドル円が150円の場合「1ロット」の取引は「100,000ドル = 15,000,000円」となります。
1ロット当たりの通貨量はFX業者、口座ごとに定義が異なるので、取引する前に必ず利用する業者のwebサイトなどで確認してください。
ロットの計算方法は、毎回スプレッドシートや手で計算するのは価格を入力する必要があり面倒です。
ですが、下記のツールを使えば、損切価格を水平線で指定してやロットを瞬時に計算できます。
さらに証拠金から損失額を%で指定することも可能で、とても便利なツールです。
チャート上の水平線で、エントリー・損切・利確する価格を決められます。
下記の記事で、MT4で使えるロット計算ツールを紹介していますので、興味のある方はぜひ読んで活用してください。
本記事では、FXのロットの決め方と計算方法についてゴールドの実例を交えながらわかりやすく解説しました。
MT4で使える、ロット自動計算ツールはトレーダーにとっては必需品といっても過言ではありません。
ぜひダウンロードして使ってみてください。