この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
この記事でわかること
- 両建てナンピンのメリット・デメリットを知りたい
- 両建てナンピンから決済まで自動でできるEAツール
【これでもう負けない】両建てナンピン手法に最適なEAツールを紹介！
この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
を解説します。
コンテンツ
両建てナンピン手法とは、FX取引においてリスクを分散させるために用いられる「高度なトレード戦略」の1つです。同じ通貨ペアに対して買いポジションと売りポジションを同時に保有する「両建て」と、価格が不利に動いた際に追加ポジションを取る「ナンピン」を組み合わせた手法です。
まずは、「両建て」と「ナンピン」それぞれについて解説します。
両建てとは、同じ通貨ペアで同時に「買い」と「売り」のポジションを持つ取引方法です。両建てで同じ数量ずつ（同ロット）のポジションを保有した場合には、損益の増減がありません。「買い」と「売り」の数量のバランスをコントロールすることで、利益を積み上げる手法です。
例えば、ドル円の相場で両建てを行った場合、ドル高になると思えば、売りポジションを減らすことで買いポジションが利益を生み、ドル安になれば買いポジションを減らすことで売りポジションが利益を生む仕組みです。
両建てのみで利益を生むことは至難の業ですが、利益や損失を一時的に確定するために単独で使われることがあります。
ナンピンとは、相場が自分の思惑とは逆方向に価格が進んだ際に、さらに追加で同じ方向のポジションを取ることで平均取得価格を調整し、追加したポジションで含み損のポジションを補填する手法です。
例えば、最初に買いポジションを持った後に価格が下落した場合、追加で買いポジションを持つことで、平均取得価格を引き下げます。その後、相場が反転して上昇した場合に、「追加ポジションの含み益」が「最初のポジションの含み損」を上回った段階で決済することで、全体として損益がプラスにできます。
両建てナンピンは、両建てをしつつ、逆行されたポジションの方向にナンピンすることでポジション数を増やしてポジション全体で利益を上げる手法です。
両建てナンピン手法の最大のメリットは、相場の変動に対して柔軟に対応できる点です。価格が上昇しても、下落しても利益を上げられます。両建てによって、相場がどちらに動いても一方のポジションが利益を出す可能性があり、ナンピンを組み合わせることで、小さな値動きでも損益がプラスになりやすいのが特徴です。
デメリットは、無計画にナンピンを続けると損失が大きくなる可能性が高まり、積み上げてきた利益が一度にしてなくなってしまうことがあります。
さらに、ポジション数が多くなる傾向にあるので取引手数料やスプレッドによる取引コストが大きくなります。スワップにも注意が必要です。一般的には両建てした場合にもマイナススワップはプラススワップよりも大きく設定されているため、スワップコストが必ずかかります。
このため、スプレッドが小さく、スワップフリーのFX業者で取引することをおすすめします。
両建てナンピンのEAには、完全自動売買のものと裁量トレードをサポートする補助EAがあります。本記事で紹介するEAツールは、ナンピンのポジション追加と決済を自動化する補助的なものです。
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EAツールが両建てナンピンに向いている理由は、その取引の自動化と決済タイミングの管理が容易になるためです。両建てナンピンは相場が激しく変動する為替市場において、人間の手だけで完璧に管理するのは困難です。値動きが将来どうなるかは予測できないので、チャートを常に監視する必要も出てきます。
ですが、EAツールを利用すれば、トレーダーが設定した取引ルールに基づき、迅速かつ正確にナンピンを自動で実行します。さらに決済もできるEAであれば、常に監視できない忙しいトレーダーにとってはもってこいのツールです。
両建てナンピンEAツールを選ぶ際は、自身の取引スタイルや目的に合わせて柔軟にカスタムできるツールを選ぶことが重要です。
両建てナンピンを行うためには、複数のポジションを同時に管理できる機能や、価格が逆行した際に自動でナンピンを行う機能があるツールが必要です。また、ナンピン時のロット数やポジション数を細かく設定できるツールを選ぶことで、リスク管理を徹底することができます。
ツールの使い勝手も重要です。初心者向けには、シンプルで直感的に操作できるインターフェースを持つツールがおすすめです。あまり難しい設定があるものは、間違った設定によって意図していない取引につながる可能性があるので注意しましょう。
本記事で紹介する、両建てナンピンEAツールには、次の機能を搭載しています。
両建てナンピンEAツールでは、ナンピン時のポジション数やロットを細かく指定できる機能があります。この機能を使えば、相場が逆行した際に追加するポジション数や、その際のロット数を事前に設定しておくことが可能です。
例えば、最初の成行エントリーポジションが0.1ロットで、相場が10pips逆行した際に0.2ロットのナンピンを追加する、といった戦略を最初のポジションをとるだけで自動で実行されます。
このように、ポジション数やロットを自由にカスタマイズできるため、自分のリスク許容度に合わせた取引が可能です。ナンピンを行う際の条件を厳密に設定することで、過剰なポジションを持つリスクを抑え、損失を最小限に留めることができます。
同ポジションや逆ポジションについては、最初のポジションの売り買いの方向によって次の通りになります。
補足ですが、ナンピンだけでなく、ピラミッディングも可能です。ピラミッディングは逆行したポジションを増やすのではなく、逆に値動きの方向に順行するポジションを増やしていくことを意味します。
ここで紹介するEAツールは、事前に設定した金額やpipsに達した時点で、自動的にポジションを利確する機能が搭載されています。この機能を活用することで、相場を常に監視していなくても、設定した利益目標に達した時点で自動的に利益を確定することができます。
例えば、あるポジションで20pipsの利益を目標に設定しておけば、同一通貨のすべてのポジションの利益がそのポイントに到達した時点で自動的に決済されます。
これにより、感情的な判断や見逃しを防ぐことができ、計画通りの取引を実行できます。
本ツールは、シンプルな設定項目でナンピンが自動化できるツールです。
両建てナンピンをする場合は、ツールの同ポジション（初回のポジションが「買い」の場合は「買い」のナンピンポジション）のナンピンと逆ポジションのナンピンのチェックマークをオンにしてください。
さらに、本ツールはチャート上で自由に動かすことができ、使わないときは最小化できます。
決済金額やpipsもチャート上で設定できるUIになっているので、操作も簡単です。
EAを活用した両建てナンピン手法の使い方は、エントリーから決済までを自動化することにより、効率的で安定した取引を実現します。
EAを使った両建てナンピン手法のエントリーから決済までの流れは、非常にシンプルです。
EAを使用する際には、いくつかの重要な注意点があります。EAはあくまで自動で取引を行うプログラムであり、相場の急激な変動に対応しきれないことがあります。
例えば、スプレッドが急激に開いた場合やスリッページにより注文が滑った場合などです。そのため、必ずリスク管理を徹底し、ナンピンの回数やロット数、損切りラインを明確に設定することが重要です。
両建てした際の必要証拠金にも注意が必要です。取引するFX業者によっては、両建てで証拠金が相殺されるケースとされないケースがあります。相殺されない場合には、ポジションが増えるにつれて証拠金維持率が小さくなるのでロスカットにならないように証拠金に応じてポジション数をコントロールする必要があります。
証拠金維持率の計算や注意点は以下の記事を参考にしてください。
本記事では、両建てナンピン手法のやり方やEAを使って自動で注文から決済を完結できるツールを紹介しました。
両建てナンピンは有効な取引手法ではありますが、時に大きな損失になる可能性があります。リスクを考慮して運用することが大切です。
