この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
- 複数ポジション自動決済できるツール
- 指定した金額になったら勝手に決済してくれるEA
この記事では
といった悩みや疑問を抱えている人に向けて、
を解説します。
このツールを使えば、もうあなたはチャートを監視して、損益を確認する必要はありません。
自動で指定した金額になったらポジションが決済されるので安心して、あなたは他のことに時間が使えます。
設定金額で利確・損切決済する裁量補助Eは「Smart Order」というツールになります。
金額決済以外にもナンピン・ピラミッディング機能や手動の発注・決済機能も付いています。詳しくは下記の記事で紹介していますので、読んでみてください。
ではさっそく「金額を指定して決済する」方法について解説します。
まずは、MT4でEAを起動します。起動できたら「追加注文」「決済」「Info」の中から「決済」タブを選択します。
すると、上図のような<決済方法>と書かれた画面が表示されます。
次に、決済方法を選択します。
3種類の選択項目があります。「金額」「pips」「両方」です。
金額は「保有ポジションの合計損益金額」が設定した金額以上になると決済されます。pipsも同様に「保有ポジションの合計pips」がpips以上になると決済します。
両方を選択すると、設定した「金額」と「pips」のどちらかに達した時点で決済できます。
最後に利確・損切したい金額(またはpips)を設定します。「利確」「損切」それぞれにチャックボックスがあり、チェックしたものだけ有効です。利確だけ、損切りだけの設定も可能です。
例えば、+20,000円を超えた場合に利確、-20,000円を超えた場合に損切りしたい時は、決済方法で「金額」を指定し、「利確」「損切」のボックスにチャックを入れ、金額の欄に「20,000」を入力します。
ここで注意してほしいのですが、損切は「損益」が「設定した金額」以上マイナスになった時に決済されます。ですので、-20,000円で決済したい場合は「20,000」と設定します。
上図は実際に利確と損切を設定した上で複数のポジションを保有している状況です。
画像のように「決済」タブの一番下には、現在の通貨ペアのすべての保有ポジションの損益が表示されるので、すぐに含み損益を確認できます。
裁量補助EAは、セットしたパソコンが起動しているときのみ作動します。
長時間パソコンをつけていたため、スリープや電源OFFになってしまった場合、EAが作動せず決済されませんので注意してください。
パソコンをずっと起動しっぱなしにするのが難しい方は、「VPS」を利用して常にEAを作動させる方法もありますので、VPSの導入を検討してみてください。
損益を計算するポジション、決済されるポジションは「EAをセットしているチャートの通貨ペア」のみが対象です。
他の通貨でエントリーしたポジションの追加や決済は対象外となります。
EAをセットした「通貨ペア」のみ損益計算、決済を行います。
例えば、EAを「ドル円」のチャートに設定した場合は、ドル円のポジションのエントリーや損益計算を行い、その他の通貨ペアでエントリーしても追加注文などは行われません。
価格は常に変動しており、トレード環境によって約定が遅れることがあります。このため、設定した利確や損切の値段と実際の約定金額に「ずれ」が発生します。
特にスキャルピングなど小幅な値動きで注文・決済を繰り返す場合は、このずれが大きく損益に影響するので注意してください。
この利確や損切がずれる原因を特定することは難しいです。パソコンのスペックやネット環境が完璧な環境でトレードしても、「FXブローカーの約定力」によってもずれる(スリッページ)こともあります。
本ツールを使用した取引による損失などはご使用者様の責任となります。ご自身の判断で使用してください。当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。。
本記事で解説したMT4の裁量補助EAを使えば、複数のポジションをあらかじめ設定した金額で自動的に利確・損切できるため、トレードの手間を減らし、メンタル管理にも役立ちます。
ただし、パソコンがスリープ状態では決済が実行されないことや、適用されるのが表示中のチャートの通貨ペアのみである点に注意が必要です。
これらのポイントを理解し、適切に活用し、効率的にトレードをしていきましょう。