スリッページとは?損をしないために今すぐ設定するべき項目を紹介
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この記事では、
スリッページってなに?
知らないと損なの?トレードに影響あるの?
なんで起こるの?
といった疑問を抱えている人に向けて、スリッページの基本からその仕組み、ブローカーごとの比較をまとめて解説します。
そして損を回避するためにトレーダーができる手段の一つである、MT4で許容スリッページ設定する方法をご紹介します。
ぜひ、トレードで無駄なコストを支払って損をすることがないようにスリッページについて理解を深めましょう。
スリッページとは?
FXで注文した価格と実際に約定した価格が違った経験はありませんか?
その原因はスリッページです。
スリッページは、ネガティブ(不利な価格で約定)に働く場合と逆に、ポジティブ(有利な価格で約定)な場合の両方が存在します。
このため一概に全てが、損(余分なコストがかかっている)というわけではないです。
しかし、特に短期トレードにおいては成績に大きく影響を与えるリスク要因となります。
スリッページのおこる原因
原因
- トレーダーのネット環境が遅い
- 市場の流動性が低い、ボラティリティが大きい
- ブローカーの約定能力が高くない
スリッページの原因はトレーダー・市場・ブローカーの3社それぞれに原因があります。
トレードする場合は、できるだけネット環境の良い場所で、約定能力の高いブローカーを選定し、流動性が確保されている時間帯にトレードすることが重要です。
スリッページの発生頻度の高いブローカーとは
ブローカーによってスリッページに対する取り扱いは異なります。一部のブローカーではスリッページ保護を提供し、最良の価格での約定を保証するサービスを提供しているところもあります。
さらに、ブローカーの注文の処理方法を確認する必要もあります。
DD方式とNDD方式の違いについては、以前こちらの記事(究極のFXブローカーガイド)で紹介しましたが、これもスリッページに大きく関係してきます。
特にDD方式を採用している場合には注意が必要です。
なぜならばトレーダーが発注してから約定するまでにブローカーの判断が介在するため約定までに時間がかかり、結果としてスリッページが発生する可能性が上がってしまいます。
とは言え、NDD方式の場合にもスリッページが発生することもあります。
スリッページで余計な損をしないために
以上のスリッページが発生する原因を踏まえ、トレーダーができることは
できること
- ネット環境とブローカーを適切に選ぶ:約定するまでの時間をできる限り短縮するように努めることが何よりも重量です。
- 取引時間の選定: 経済指標の発表時間や市場の開閉時間を避けて取引することで、スリッページのリスクを減らすことができます。
- 注文タイプを選択する: マーケットオーダーは即時約定を求めるため、スリッページにより影響を受けやすいです。リミットオーダーやストップリミットオーダーを使用すると、スリッページを比較的防ぐことができます。
- 技術的な対策: 一部の高度なトレーディングプラットフォームでは、スリッページを制限する設定が可能です。
すべてを実行すればスリッページによるリスクを最小限にすることができます。
そのためにまず、適切なブローカー選びから始めることをおすすめします。
具体的なスリッページ対策(MT4での許容スリッページ設定方法)
結論
スリッページはFX取引における避けられない現象であり、トレーダーはこれを理解し適切に管理する必要があります。ブローカー選択、注文タイプの使用、取引する時間帯の制限により、スリッページによる不利な影響を最小限に抑えることができます。